子育てと仕事の両立
2022/02/08
貧困が進んでいると言われている日本。今や仕事をしているママは珍しくありません。妊娠中も働き、出産後も働く。仕事が楽しくて続けたいというママもいれば、夫の収入だけでは家族が暮らしていけないので働くというママもいますね。働きたい女性が多いから、保育園も必要になり待機児童も増える。待機児童の対策や少子化の対策をするのも必要なことかもしれませんが、私は保育園を増やしたとしても、不妊治療を保険適応にしたとしても、それらのことは解決するとは思えないときがあります。
子育てをしながら仕事することのストレスのかかり方は、半端ではありません。核家族になり、祖父母世代も長く働く時代では、必然的に子育ての環境は孤立します。この環境こそが苦しめているのです。子どものことも、家庭のことも、仕事も全て1人でこなせと言われてしまう女性たち。それをなんとかやりきろうと頑張っている人が多くいるから、なんだかみんなできてしまうような気になるのです。決して、全ての人がマルチタスクな生き方をできるわけではありません。特に人間を育てる子育ては、責任も重大で、やることも多くて、正解もない。環境は過酷なのです。それなのに、さらに仕事もする。妻の顔、母の顔、仕事の顔、女の顔、女性はどれだけの役割をこなしていかねばならないのでしょうか。保育園を増やすよりも、大黒柱で働く方の収入をしっかりと上げて、子育てに専念でいる環境にしてあげれば、保育園の待機児童なんて出ないわけです。保育園を希望する人は経るんですから。つまりは、旦那の給料を上げてくれよ!って思ってしまうのが、会社員の妻の本音かもしれません。あ、自営業は別ですよ。
ろくちゃんの場合は、シングルマザーですから旦那の給料なんてのは関係ないので、自分が頑張るしかありません。こんな歳になって、初めて会社員もしております。実は昔から個人事業しかしてこなかったのですが、今、組織の中にいて知ることがたくさんあります。理不尽なことも、厳しいことも、思うようにいかないことも、人との関係も、個人事業では知り得なかったことばかり。こんなにも社会はストレスが多いのだと、さらに感じています。とはいえ、子どもを育てるために頑張るしかない。子育てと仕事を両立していく難しさを、ひしひしと感じています。
マタニティペイントをしている時間は、マタニティさんの不安も感じつつ、生まれてくる赤ちゃんが楽しみで幸せな気持ちになっていることも伝わってきます。初めて我が子を抱いた時に、ろくちゃんもなんて幸せな経験をさせてもらえてるのだろうと感じていました。子どもたちの笑顔を見るたびに、その時の気持ちを思い出し、また明日も頑張ろうと思うのです。本当はもっと余裕のある子育てをしたいと願いつつ。
子育てと仕事の両立は、永遠のテーマかもしれません。これこそ正解は一つではない。きっと自分の子育てが終わる時、何か大きなものを感じるのでしょうね。